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アウダーチェ級駆逐艦 () は、イタリア海軍で運用されていたミサイル駆逐艦の艦級。 ==概要== イタリア海軍は、1963年よりインパヴィド級駆逐艦2隻を就役させてミサイル駆逐艦の運用に着手したが、船体設計や砲熕兵器が旧式であり、また運用実績から、より本格的な航空運用能力が求められるようになった。このため、インパヴィド級の小改正型として計画されていた本級は全面的な改設計を受けて、事実上の新型として完成されることとなった。1972年に2隻が就役し、当初計画ではさらに3隻が追加建造される予定であったが、予算上の問題からこれはキャンセルされた。かわって、本級を強化したスーパー・アウダーチェ級が1975年より計画されたものの、これもやはり予算上の問題で遅延し、デ・ラ・ペンネ級駆逐艦として1990年代前半に就役することとなった。 本級は、インパヴィド級と同様に、5インチ砲と3インチ砲を重複して搭載するという重武装を行なっている。ただし、いずれもオート・メラーラ社製の新しいコンパット砲とされて、砲撃戦力は大幅に強化されたほか、4基のオート・メラーラ 76 mm 砲は、ダルド・システムとして連接されて、CIWSとしての機能を有するようになっている。なお、就役当初はオート・メラーラ 127 mm 砲は2基が搭載されていたが、のちにPDMSと引き換えに1基を撤去した。航空運用能力も、インパヴィド級が補給・支援能力を有するのみであったのに対し、飛行甲板と格納庫を設置して固有の艦載機を持つようになって、大幅に強化されている。 艦対空ミサイル・システムは、外見上はインパヴィド級と同じターター・システムに見えるが、実際にはデジタル化されたターター-D・システムに更新されており、アメリカの海軍戦術情報システムをモデルにした国産のSADOC-1 戦術情報処理装置を中核としたシステム艦構築が行なわれていることから、実質的な戦闘能力は大幅に向上している。また、1980年代末の近代化改装により、52番砲を撤去した跡にアルバトロスPDMSのMk.29 8連装ミサイル発射機を設置して、近接防空能力は大幅に強化された。この改装では、テセオ艦対艦ミサイルの搭載や、C4ISRシステムの強化も行なわれている。 本級は本来、2000年までに全艦が退役する計画であったが、続くアニモソ級(今のデ・ラ・ペンネ級)の計画が遅延し、また本級の後継艦計画であったホライズン計画(Programma Orizzonte)も難航したことから、就役期間は延長された。その後、ホライズン計画に基づいて建造されて本級の後継となるアンドレア・ドーリア級駆逐艦を就役させる目処が立ったことから、本級は2006年に退役した。アンドレア・ドーリア級は2007年より就役を開始している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アウダーチェ級駆逐艦 (2代)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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